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胃腸の病気 一口メモ

胃腸の病気の参考になる一口メモを掲載しています。

機能性ディスペプシア

定義: 機能性消化管障害の疾患概念のなかで、症状の原因となるような器質的、全身的、代謝性の疾患がないにもかかわらず、胃十二指腸に由来すると思われる症状が慢性的に生じているもので、慢性的にディスペプシア症状を有する状態(アジアの定義)であり、症状によって定義される疾患である食事に関連する症状として、胃もたれ、摂食早期の飽満感などがあり、食事と関連ないものとして、心窩部痛、心窩部しゃく熱感などがある。具体的には、胃がわるい、胃が重い,胃を感じる、胃が引っ張られる、おいしく食べれない、などの症状として現れる。2014年にピロリ菌除菌6-12ヶ月後、症状が消失または改善している場合、ピロリ菌関連ディスペプシアと定義されている

病型: 食後愁訴症候群と心窩部痛症候群の2つに分類される。

原因: 胃排出能の遅延、噴門部適応性弛緩能の低下 胃や小腸の内臓知覚の異常、胃酸分泌の異常(亢進あるいは低下)、胃十二指腸運動機能異常(十二指腸胃逆流現象など)、ピロリ感染など細菌やウイルス感染による胃粘膜の炎症、サルモネラ感染などの既往(十二指腸が責任病巣)、心因性の因子(特に不安や虐待など)、遺伝的素因などがある。 

治療: 食事療法 心理療法 薬物療法(漢方薬、抗うつ・抗不安薬、酸分泌抑制薬、防御因子増強薬、消化管作用改善薬)

過敏性腸症候群

定義: 機能性消化管障害の疾患概念のなかで、腹痛と便通異常が慢性的に持続する疾患で、一般的には直腸出血をみない。主要文明国の人口の10~15%の頻度で発症するとされる。

発生機序: 不明

病態生理: 中枢機能と消化管機能の関連が重視されている。すなわち、消化管の運動異常(大腸や小腸の運動異常,ストレスや食事で誘発される)、消化管知覚過敏(痛覚の程度が健常人より強い)心理的異常( 抑うつ,不安など)、Corticotropin-releasing hormone(CRH)の関与、心理的異常に関連するペプチド、粘膜炎症との関連(感染腸炎後にIBSを発症する)

病型

便秘型(IBS-C):
硬便または兎糞状便が25%以上あり,軟便(泥状便)または水様便が25%未満のもの
下痢型(IBS-D):
軟便(泥状便)または水様便が25%以上あり,硬便または兎糞状便が25%未満のもの
混合型(IBS-M):
硬便または兎糞状便が25%以上あり,軟便(泥状便)または水様便も25%以上のもの
分類不能型IBS:
便性状異常の基準がIBS-C,D,Mのいずれも満たさないもの

治療: 原則的に優勢な症状に対して食事指導・生活習慣改善をうながす。段階的にガイドラインが決められている。
薬物(抗コリン剤、下剤、乳酸菌製剤、高分子重合体、消化管運動調節剤、セロトニン5-HT受容体拮抗薬、抗うつ・抗不安剤)心理療法 認知行動療法、絶食療法、催眠療法など

潰瘍性大腸炎

概念・頻度: 主として粘膜を侵し、再燃と寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患であるが、最近免疫異常が注目されている。日本では、1970年以降患者が増加しており、現在その患者数はアメリカに次いで2位となっている。世界的にみると白人に多く、発展途上国では少ない喫煙は発症のリスクを下げるとされている。

発症年齢: 15-30才と若年層にみられ、50-70才にも発症のピークがある。

症状: 下痢・下血・腹痛・発熱など 多くの症例で、悪くなってくると夜間に排便をみる頻度が増える。

臨床的分類: 軽症 中等症 重症 劇症

病変の拡がりから見た分類: 直腸炎 左結腸型 全結腸型 右側 区域型(左側と全結腸型で全体の70%以上を占める)

臨床経過からみた分類: 初回発作型 再燃寛解型 慢性持続型 急性電撃型

腸管外合併症: 関節炎・皮膚病変・虹彩炎・原発性硬化性胆管炎などをみる

治療: 薬物療法急性期(緩解導入)と慢性期(緩解維持)食事療法、支持療法(精神的支援など)の3つが治療の基本となる。

具体的な治療としては、5-ASA、副腎皮質ステロイドホルモン、白血球除去療法、免疫抑制剤 生物学的製剤などがある。内科的治療の限界を見た場合は外科的治療が選択される。

クローン病

概念・頻度: 原因不明で消化管のどの部も侵し、好発部位は、回盲部である。浮腫やびらん、縦走潰瘍などの病変をみるが、病変は消化管を全層性に侵す。現在40,000人以上は罹患していると言われ、発症年齢は10-20才と圧倒的に若年者が多い。人口10万人あたり0.51といわれ、UCの1.95に比し少ない。

病型: 小腸型 小腸・大腸型、大腸型とあるが、回盲部に病変が多い。

症状: 腹痛・下痢・体重減少・発熱・全身倦怠・肛門部病変(痔ろう)などであるが、関節炎、虹彩炎、肝障害などの全身性合併症を引き起こす。消化管の全層炎症であるがゆえ、いわゆる臓器間での瘻孔形成をみる。

治療: 5-ASA製剤、経腸栄養療法、副腎皮質ステロイドホルモン免疫抑制剤、白血球除去療法、抗生剤などが上げられる。しかし、内科的治療の限界を感じた場合、ためらわず外科的手術が必要となる。ただし、とくに小腸型において、再発率が高いとされている。

 

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